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ウスクモエダシャク
学名:Menophra senilis

ライトトラップに飛来した♂(2015.6.25)
Data
和名 ウスクモエダシャク
開張 28〜40mm
分布 北海道,本州,伊豆諸島(伊豆大島,利島,新島,式根島,三宅島),四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島
出現期 4〜10月
花の蜜など
 幼虫は広食性でブナ科,カバノキ科,クスノキ科,ムクロジ科,クロウメモドキなどの広葉樹の他、タデ科(イタドリ)などの草の葉を食べる。
解説 エダシャクの一種。
触角は♂では櫛歯状、♀では糸状。
前翅には黒色で細く明瞭な内・外横線があり、内横線が山形に湾曲した内側に黒点がある。
胸部背面から前翅にかけて、白色部がありよく目立つ。
♀は♂よりやや色が淡色で、後翅の外縁中央から後角にかけて白色になるという特徴がある。
北海道産では色が淡色になり、南方に行くに従い濃色になる傾向がある。
 
トップの写真は6月25日の夜2時頃、近くの森林内に設置したライトトラップに飛来した♂を撮影したもの。標高の違いか山梨県の1,600mで撮影した個体よりずっと濃色だった。
PHOTO

ライトトラップに飛来した♂
標高1,600m付近と高標高の為か色彩が淡色だった。
(2012.9.19 山梨県)

外灯に飛来した♀
(2012.7.2 鹿児島県)

ライトトラップに飛来した♀
(2012.7.27 山梨県)
 
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