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ニトベエダシャク
学名:Wilemania nitobei

ホテルの外灯に飛来した♂(2016.11.20 埼玉県)
Data
和名 ニトベエダシャク
開張 29〜36mm
分布 本州,四国,九州
出現期 10〜12月
不明
 幼虫はバラ科,ブナ科,カバノキ科,クワ科,ツツジ科,ニレ科,スイカズラ科,モクセイ科など多くの広葉樹の葉を食べる。
解説 秋に出現するエダシャクの一種。
前翅は暗褐色と淡褐色の明瞭な模様を持つ。♀の翅は細長いという。
♂の触角は櫛歯状、♀では糸状。
幼虫は一見ハバチ類の幼虫のような姿をしており、体色は青灰色、頭部は黄色、体節側面に小さな黒紋がある。
土中で蛹の状態で夏眠し、成虫は秋に出現する。
海外では朝鮮半島,中国,ロシア南東部に分布している。
 
トップの写真は11月20日の夜、埼玉県のホテルの玄関に飛来していた本種を撮影したもの。幼虫は撮影していたもののなかなか成虫にお目にかかれていなかったがようやく撮影することができた。12月4日の朝5時頃に近所の公園の外灯に飛来していた本種も発見することができた。♀では灯火に飛来することは少ないとされており、撮影した個体も撮影後に触角を確認したところ櫛歯状であることを確認している。
PHOTO

外灯に飛来した♂
(2016.12.4)

サクラ上の幼虫@
(2010.5.8)

サクラ上の幼虫A
(2010.5.8)
 
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