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ナシモンエダシャク
学名:Garaeus mirandus mirandus

ライトトラップに飛来した本種(2012.7.23 静岡県)
Data
和名 ナシモンエダシャク
開張 22〜35mm
分布 本州,四国,九州
出現期 5〜9月
花の蜜など
 幼虫はマツ科(コメツガ,トドマツ,モミ)の葉を食べる。
解説 エダシャクの一種。
地色は茶褐色〜焦げ茶色で、前翅・後翅共に白色の斑紋がある。
斑紋は小さいものから大きいものまで個体差がある。
♂の触角は櫛歯状、♀も櫛歯状だが櫛歯が短い。
北海道産は亜種(mirificus)に、対馬産は亜種(minimus)に分けれている。
  
写真は7月23日の夜、静岡県の標高600m付近の雑木林に設置したライトトラップに飛来した♂を撮影したもの。白紋が小さいタイプだった。本種の食草はマツ科でコメツガとトドマツが知られているが、撮影地では両種は見当たらず、モミは普通に生えている。図鑑によるとモミ等の他の針葉樹にもつく可能性が高いとされており、特にモミはトドマツと同じマツ科モミ属なので、モミを食草としているのは間違いないようだ。
翌年の7月7日には山梨県の標高1,600m付近の外灯に白紋の大きいタイプが飛来した。
PHOTO

外灯に飛来した♂
白紋の大きなタイプ。
(2013.7.7 山梨県)
 
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