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キシタエダシャク
学名:Arichanna melanaria fraterna

ライトトラップに飛来した♂(2017.7.16 静岡県)
Data
和名 キシタエダシャク
開張 30〜42mm
分布 北海道,本州,四国,九州
出現期 6〜8月
花の蜜など
 幼虫はツツジ科(アセビ,ミヤマキリシマ,レンゲツツジ,ヤマツツジ,イソツツジ,ガンコウラン)の葉を食べる。
解説 黄色い後翅が目立つエダシャクの一種。
前翅の地色はやや黄ばんだ白色、後翅の地色は黄色で、共に黒色の斑紋がある。
触角は♂では櫛歯状、♀では糸状。
基亜種はヨーロッパに分布し、北海道から九州にかけて分布する本種は国産亜種に分けられている。
また、対馬産は朝鮮半島産の亜種(askoldinaria)に含まれる。
海外ではヨーロッパ〜ロシア南東部まで広く分布している。
  
トップの写真は7月16日の夜3時半頃、静岡県の標高約1,200m付近の林縁に設置したライトトラップに飛来した♂を撮影したもの。数が多く特に♀が目立った。日中は更に多く山道の至るところで飛び交っていた。恐らく昼行性の傾向が強いようだ。
山梨県の標高1,600m付近の林縁に設置したライトトラップにも飛来している。
PHOTO

ライトトラップに飛来した♀@
(2017.7.15 静岡県)

ライトトラップに飛来した♀A
(2017.7.16 静岡県)

ライトトラップに飛来した♀B
(2017.7.16 静岡県)

ライトトラップに飛来した♀C
(2012.7.26 山梨県)
 
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