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ハラゲチビエダシャク
学名:Satoblephara parvularia

クヌギ上の♂(2008.7.26)
Data
和名 ハラゲチビエダシャク
開張 18〜25mm
分布 本州,四国,九州,対馬
出現期 4〜8月
花の蜜など
 幼虫はブナ科(コナラ,クヌギ)の葉を食べる。
解説 木の樹皮とよく似た色彩の小型エダシャク。
前翅の地色は淡褐色〜暗紫褐色まで変異がある。
前翅の内横線と中横線は黒色で明瞭、後縁付近で太い横帯状となる。
♂の触角は微毛状、♀では糸状。
和名のハラゲは♂の第4と第5の腹節間に1対の黒く明瞭な毛束があることに由来している。
樹皮の隙間にペッタリと張り付き、止まっていると発見することは難しい。
海外では朝鮮半島に分布している。
  
トップの写真は7月26日にコナラの幹に止まっている本種を撮影したもの。小走りに隠れ場所を探していたので発見することができた。
2012年4月25日には、飛翔中の個体がケヤキに止まったところを撮影することができた。恐らくそばの木柵に止まっていたものが逃げて止まったようだ。同年の6月14日の夜には、自宅の外灯にも飛来した。
PHOTO

ライトトラップに飛来した♂@
近所の林内に設置したライトトラップに飛来したもの。
(2016.4.10)

ライトトラップに飛来した♂A
♂の触角には微毛がある。
(2016.4.10)

クヌギに止まる♂@
木の幹に擬態して発見されにくい。
(2008.7.26)

クヌギに止まる♂A
(2008.7.26)

自宅の外灯に飛来した本種
(2012.6.14)

ケヤキに止まる♀@
(2012.4.25)

ケヤキに止まる♀A
(2012.4.25)

ケヤキに止まる♀B
(2012.4.25)
 
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