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フトフタオビエダシャク
学名:Ectropis crepuscularia

ライトトラップに飛来した本種(2015.6.25)
Data
和名 フトフタオビエダシャク
開張 ♂:27〜36mm
♀:31〜42mm
分布 北海道,本州,伊豆諸島(大島),四国,九州,対馬,屋久島
出現期 3〜10月
花の蜜など
 幼虫は広食性で各種草木の葉やシダ類(ゼンマイ)の葉を食べる。
解説 エダシャクの一種。
色彩変異が多く、淡いものから暗色のものまで見られる。
触角は雌雄共に糸状。
斑紋の傾向は同属と似ており特に褐色味の強い個体はスギノキエダシャク(Ectropis sp.)と酷似するが、スギノエダシャクでは外横線がより直線的、外横線中央外側寄りに褐色紋がないのに対し、本種では外横線が比較的屈曲し、外横線中央外側付近に褐色紋がある点で区別できる。
 
国内に生息するEctropis属は以下の6種。
和名/学名 分布
ウストビスジエダシャク
Ectropis aigneri
北海道,本州,四国,九州,対馬
オオトビスジエダシャク
Ectropis excellens
北海道,本州,伊豆諸島(大島,利島,新島,神津島,三宅島,八丈島,八丈小島),四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,徳之島,沖縄島,久米島,石垣島,西表島
ウルマトビスジエダシャク
Ectropis bhurmitra
与論島,沖縄島
フトフタオビエダシャク
Ectropis crepuscularia
北海道,本州,伊豆諸島(大島),四国,九州,対馬,屋久島
ウスジロエダシャク
Ectropis obliqua
北海道,本州,四国,九州,対馬
スギノキエダシャク
Ectropis sp.
本州,四国,屋久島
 
トップの写真は6月25日の夜2時頃、近くの森林内に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。22時半頃飛来した個体で褐色味が強い個体だった。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種
(2015.6.24)

ドームシェルターの明かりに飛来した本種@
(2011.5.4 静岡県)

ドームシェルターの明かりに飛来した本種A
(2011.5.4 静岡県)
 
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