ホーム > チョウ目 > シャクガ科 > エダシャク亜科
 
フタキスジエダシャク
学名:Gigantalcis flavolinearia

ライトトラップに飛来した♂(2015.10.13 山梨県)
Data
和名 フタキスジエダシャク
開張 41〜46mm
分布 北海道,本州,四国,九州
出現期 9〜11月
花の蜜,樹液など
 幼虫はバラ科(マメザクラ,ズミ,アズキナシ)の葉を食べる。
解説 オリーブ色の横線が特徴的なエダシャク。
地色は淡褐色で、内横線と外横線はオリーブ色で太く明瞭、外横線は大きく波打つ。中横線は細くやや不明瞭。
♂の触角は櫛歯状、♀も櫛歯状だが櫛歯が短い為、ほぼ糸状。
本種は独特の模様で似た種がおらず、日本固有の種でもある。
 
トップの写真は10月13日の夜0時頃、山梨県の標高1,000m付近の林縁に設置したライトトラップに飛来した♂を撮影したもの。0時を過ぎに飛来しなかなか止まらず、落ち着くまで時間が掛かった。最終的には4匹飛来した。
交尾の写真は9月16日の夜1時半頃、山梨県の標高1,600m付近の林縁に設置したライトトラップに飛来した時のもの。♀は20時過ぎに飛来していたが、♂は♀のフェロモンに惹かれて深夜の1時半頃飛来してそのまま交尾した。近くにはズミも多く、本種の発生源になっているようだ。
PHOTO

ライトトラップに飛来した♂
(2015.10.13 山梨県)

ライトトラップに飛来した♀@
(2012.9.16 山梨県)

ライトトラップに飛来した♀A
(2012.9.15 山梨県)

ライトトラップに飛来した♀B
(2012.9.16 山梨県)

交尾
♂の飛来時の様子。
上が♀、下が♂。
(2012.9.16 山梨県)
 
先頭ページへ