ホーム > チョウ目 > ドクガ科
 
チャドクガ
学名:Arna pseudoconspersa

チャドクガ(2006.10.22)
Data
和名 チャドクガ
開張 ♂:25mm
♀:28〜35mm
分布 本州,四国,九州
出現期 6〜7,10月
無し
 幼虫はツバキ科(チャ,ツバキ,サザンカ)の葉を食べる。
解説 悪名高いドクガ科の蛾。
2本の横線があり、前翅の後縁付近に2つの黒紋を持つものが多いが、消失する個体もある。
通常は黄色だが、黒褐色に縁毛だけ黄色の個体も見られ、ab.chokaとされている。
ドクガの仲間は成虫になるとエサを摂取することはない。
本種やドクガArtaxa subflava)は有毒の毛を持っていることで有名。
幼虫時の毛が有毒で、羽化後も幼虫時の毒針毛を腹に付けることにより、触れると毒針毛が刺さり、激しいかゆみや炎症を起こすことになる。かけばかくほど毒針毛は食い込んでいくため、洗い流すか粘着テープで取り除くとよいらしい。
 
10月下旬は発生時期らしく、外灯に飛来するものだけでなく、日中にも見ることができた。♂も見ることができたが、♀よりもずっとよく飛び回り、活発であった。翌年には6月27日に庭で黒い個体であるab.chokaも見ることができた。
PHOTO

♂@
日中に家の壁に止まっていた。
前翅の2対の黒紋が特徴的。
(2006.10.22)

♂A
(2006.10.22)

色の淡い♂@
♂の触角は大きい。
(2006.10.25)

色の淡い♂A
(2006.10.25)

♀@
♀は♂より一回り大きく、触角は小さい。
(2006.10.16)

♀A
(2006.10.16)

黒い♂(ab.choka)@
別種のように色彩の異なる変異が見られる。
(2007.6.27)

黒い♂(ab.choka)A
(2007.6.27)
 
先頭ページへ