ホーム > チョウ目 > ヤガ科 > エグリバ亜科
 
ニジオビベニアツバ
学名:Homodes vivida

ライトトラップに飛来した本種(2016.9.9)
Data
和名 ニジオビベニアツバ
開張 26〜31mm
分布 本州(南西部),四国,九州,対馬,沖縄島
 ※神奈川県南部にも生息。
出現期 5,8〜10月
樹液など
 幼虫はクワ科(イヌビワ)などの果実を食べる。
解説 エグリバの一種。
両翅は橙黄色で銀色の横帯が4本ある。
幼虫は黒色で長い刺毛があり、この刺毛の先端部がヘラ状でツムギアリの触角の擬態となっている為、アリの攻撃を受けないという。
橙黄色に銀色の帯模様が美しい種で他に似た種はいない。
海外ではインドに分布している。
 
トップの写真は9月9日の夜、神奈川県南部の標高100m付近の林内に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。同じ場所で5月から5回行っているが、毎回本種が飛来している。南方系の種が神奈川県で見られるとは思わなかった。
虫ナビ紹介種は本種で3,000種目となった。
幼虫の写真は同じ林内のサカキ科と思われる木をビーティングしたところ得られたもの。幼虫は特徴的な容姿をしているので一度見てみたかった。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種@
(2016.9.9)

ライトトラップに飛来した本種A
(2016.9.9)

ライトトラップに飛来した本種B
(2016.5.14)

ライトトラップに飛来した本種C
(2016.5.29)

ライトトラップに飛来した本種D
(2016.5.29)

ライトトラップに飛来した本種E
(2016.5.29)

ライトトラップに飛来した本種F
(2016.5.14)

ビーティングで得られた若齢幼虫
サカキ科にいた。
(2020.6.17)
 
先頭ページへ