ホーム > チョウ目 > シャクガ科 > アオシャク亜科
 
ヒロバツバメアオシャク
学名:Maxates illiturata

夜間、林縁にいた♀(2015.6.6)
Data
和名 ヒロバツバメアオシャク
 別名:モモアオシャク
開張 ♂:30〜33mm
♀:32〜35mm
分布 本州,四国,九州,対馬
出現期 6〜7月
花の蜜
 幼虫はバラ科(ソメイヨシノ,モモ)などの葉を食べる。
解説 アオシャクの一種。
顔面は暗褐色。
翅はやや青味を帯びた緑色で、ギザギザした白い外横線が目立つ。
前翅・後翅共に黄褐色の縁毛がある。
♂の触角は櫛歯状、♀では糸状。
美しいアオシャクだが、モモの害虫としても知られている。
奄美諸島以南には本種と似たサキシマツバメアオシャクMaxates versicauda microptera)がいるが後翅の尾状突起は本種のほうが短い点で区別できる。
海外では台湾,朝鮮半島,中国東部に分布している。
 
写真は6月6日の夜、近くの森林内に設置したライトトラップのそばの林縁で草の茎に止まっていた♀を撮影したもの。新鮮な個体だったということもあるが、今回のライトトラップでは一番美しい蛾だったと思う。
 
先頭ページへ