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ヒメカギバアオシャク
学名:Mixochlora vittata prasina

葉上の本種(2011.6.26)
Data
和名 ヒメカギバアオシャク
開張 ♂:32〜40mm
♀:35〜40mm
分布 本州,伊豆大島,四国,九州,対馬,屋久島
出現期 5〜11月
花の蜜など
 幼虫はブナ科(クリ,クヌギ,アラカシ,ウバメガシ,コナラ,アベマキ)の葉やカバノキ科(ツノハシバミ)の皮を食べる。
解説 緑色の濃淡の模様が美しいアオシャク。
基亜種はインド産で、国内の本種は日本産亜種とされている。
 
写真は6月26日に比較的明るい雑木林内で撮影したもの。弱々しく低空飛行してすぐに下草の葉に止まり、葉に擬態していることから警戒心もなくじっとしていた。周りにはドクダミなどの下草が豊富で、本種の色彩は葉脈の隆起による光沢をイメージしたもののようで、最初から止まっていたら気付かないほど背景に溶け込んでいた。擬態効果もさることながら色彩の美しさも兼ね備えており、このようなアオシャクの仲間の緑色の美しさは、チョウでは味わえない。
PHOTO

葉上の本種@
(2011.6.25)

葉上の本種A
(2011.6.25)
 
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