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アトヘリアオシャク
学名:Aracima muscosa muscosa

外灯に飛来した本種(2012.7.25 山梨県)
Data
和名 アトヘリアオシャク
開張 ♂:34〜37mm
♀:35〜42mm
分布 北海道,本州,四国,九州
出現期 7〜8月
不明
 幼虫はカバノキ科(ヤマハンノキ,タニガワハンノキ,ミヤマハンノキ)の葉を食べる。
解説 枯れかけた木の葉のような模様が綺麗な大型アオシャク。
地色は緑色で、褐色の斑紋がある。
北海道産では外縁沿いの褐色の帯は狭くなる。本州以南の個体では変異が大きい。
鮮明な緑色は新鮮な個体だけで、やがて淡黄褐色に変色していく。
平地から山地まで広く分布する普通種で灯火にもよく飛来する。
横帯の違いから以前、北海道産の個体は別亜種にされていたが、現在では基亜種とされている。また、別亜種がロシア南東部に分布している。
 
トップの写真は7月25日の夜、山梨県の標高1,600m付近の外灯に飛来した本種を撮影したもの。ライトトラップにも飛来したが、色褪せた個体のほうが多かった。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種
(2012.7.27 山梨県)

ライトトラップに飛来した脱色個体@
(2012.7.25 山梨県)

ライトトラップに飛来した脱色個体A
(2012.7.25 山梨県)

ライトトラップに飛来した脱色個体B
(2012.7.26 山梨県)

ライトトラップに飛来した脱色個体C
(2012.7.26 山梨県)
 
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