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ツマグロヒョウモン
学名:Argyreus hyperbius

ツマグロヒョウモンの♀(2005.10.15)
Data
和名 ツマグロヒョウモン
前翅長 27〜38mm
分布 本州(関東地方以南),隠岐,伊豆諸島,淡路島,四国,九州,壱岐,対馬,平戸島,五島列島,甑島列島,大隅諸島,トカラ列島,奄美諸島,沖縄諸島,宮古列島,八重山列島
出現期 3〜11月
 沖縄諸島以南では周年見られる。
花の蜜
 幼虫はスミレ科の植物の葉を食べる。
解説 豹柄模様をしたタテハチョウ科のチョウ。
ヒョウモンチョウ(Brenthis daphne)に青色をプラスした非常に綺麗な翅をしている。
青い模様があるのは♀で、♂はヒョウモンチョウのような豹柄模様のみで、通常のチョウの仲間では珍しく、♀のほうが美しい。
蛹は黒褐色で、黄金の棘のある。
 
10月に庭にあるスミレの鉢植えに黒い体色に赤いトゲと背中にはオレンジ色のラインがあるとても綺麗な毛虫を見つけ調べた結果、本種の幼虫であることが分かった。 本種を発見した時に本で調べたところ、分布域が三重県以西となっており、温暖化で鎌倉まで北上したようである。
下の♀の写真は9月20日に庭のプランターの陰で羽化した♀を発見し、飛んで近くの茂みに止まったところを望遠マクロ+エクステンダーを使用して撮影したもの。
PHOTO

♂@
(2007.5.4)

♂A
(2007.5.4)

♂B
♂は豹柄模様のみ。
(2005.10.15)

♂C
(2005.10.15)

♂D
翅裏にも装飾的な模様がある。
(2005.10.15)

♀@
庭で羽化したばかりの♀。
(2010.9.20)

♀A
庭で羽化したばかりの♀。
(2010.9.20)

交尾@
(2012.5.3 鹿児島県)

交尾A
(2012.5.3 鹿児島県)

幼虫@
庭にある鉢植えのスミレに発生した幼虫。
(2005.10.23)

幼虫A
赤いトゲと背中にオレンジ色のラインがあり、綺麗な幼虫である。
(2005.10.23)

蛹@
黄金の棘があるのが特徴。
(2008.10.5)

蛹B
(2008.10.5)

蛹B
(2008.10.5)
 
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