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ヒメシジミ(本州・九州亜種)
学名:Plebejus argus micrargus

草原にいたペア(2023.7.13 群馬県)
Data
和名 ヒメシジミ(本州・九州亜種)
前翅長 9〜19mm
分布 本州,九州(大分県)
出現期 6〜7月
花の蜜
 幼虫はキク科(ヤマボクチ,マアザミ,タイアザミ,ミヤコアザミ,エゾヨモギ,ヨモギ,ヤマヨモギ,ヤマハハコ,ヒメジョオン,ヒヨドリバナ,フキ等),マメ科(タイツリオウギ,イワオウギ,シロウマオウギ,モメンヅル,マルバハギ,ムラサキツメクサ,シロツメクサ,エビラフジ,クサフジ,エニシダ,ナンテンハギ,ミヤコグサ,タデ科(イタドリ,オオイタドリ),ユキノシタ科(チダケサシ),ヤナギ科(バッコヤナギ,オノエヤナギ,イヌコリヤナギ),オオバコ科(オオバコ),バラ科(ナワシロイチゴ,ワレモコウ,ミツバツチグリ),カバノキ科(ヤマハンノキ),ツツジ科(イワハゼ,イワナシ,オオコメツツジ,ヤマツツジ,アズマシャクナッゲ),ブナ科(カシワなど)の葉を食べる。
解説 シジミチョウの一種。
翅の裏面の地色は雌雄によって異なり、♂は灰白色〜淡青白色、♀では褐色をしている。
ミヤマシジミ(Plebejus argyrognomon)に似るが、後翅裏面の外縁沿いの黒紋がミヤマシジミのみ青色を含むという違いがある。
アサマシジミ(Plebejus subsolanus)にも似るが、前翅裏面の第2失にある内側の黒点列の黒点が、アサマシジミでは横長なのに対し、本種では円形をしているという違いがある。
また、本種では前述の2種に比べ縁毛が長いという特徴もみられる。
本州では山地帯に生息している。
 
国内に生息する本種は以下の2亜種に分けられている。
亜種区分/学名 分布
北海道亜種
Plebejus argus pseudaegon
国後島,色丹島,歯舞群島,北海道,利尻島,天売島,焼尻島
本州・九州亜種
Plebejus argus micrargus
本州,九州(大分県)
 
写真はえぬかめ様よりご提供いただいたもの。
「雌の周りを雄が飛び回っていました」
 
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