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ルリタテハ
学名:Kaniska canace nojaponicum

墓地にいた本種(2012.3.27)
Data
和名 ルリタテハ
前翅長 25〜44mm
分布 北海道,礼文島,利尻島,本州,伊豆諸島,粟島,佐渡島,隠岐,淡路島,四国,九州,対馬,壱岐,五島列島,屋久島
出現期 3〜10月  成虫で越冬する。
花の蜜,腐った果実,樹液
 幼虫はユリ科(サルトリイバラ,ホトトギス,ヤマユリ,オオバタケシマラン,カラスバサンキライ)などの葉を食べる。
解説 青系の翅が美しいタテハチョウの仲間。
黒っぽい紺色に1本の空色の太い帯模様があり、非常に綺麗なチョウである。
裏の翅は枯れ葉のような色をしており、翅を閉じると目立たないが、キタテハよりも模様がゴツゴツして色が暗くいかにも固そうな樹皮のようである。
赤茶系の色が多いタテハチョウの中で、青系のものは珍しい。
南西諸島に生息しているものはやや大きく、空色の帯がやや内側に位置し、別亜種(Kaniska canace ishima)とされている。
 
トップの写真は3月27日に近所の墓地内にいた本種を撮影したもの。一昨年の春も同じ墓地で本種を見ており、日当たりのよい墓地は居心地が良いようでじっと日向ぼっこしているようだった。
本種を初めて撮影したのは、2005年9月23日で、キタテハに混じって熟して落ちている潰れた柿に来たところを撮影した。
PHOTO

墓地にいた本種@
近づくとすぐに逃げるが、縄張りがあるようでしばらくすると同じ場所に戻ってきた。飛ぶスピードは速く力強さを感じる蝶である。
(2010.4.3)

墓地にいた本種A
(2010.4.3)

潰れた柿に来た本種@
青っぽい翅は非常に美しい。
(2005.9.23)

潰れた柿に来た本種A
柿の汁を懸命に吸っている。
(2005.9.23)

潰れた柿に来た本種B
(2005.9.23)

翅を閉じている本種
裏の翅は枯れ葉か樹皮のようである。
キタテハよりもゴツゴツした模様で色も濃く、固そうに見える。
(2005.9.23)

幼虫
(2008.7.26)
 
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