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サルスベリヒゲマダラアブラムシ
学名:Tinocallis kahawaluokalani

有翅型の成虫と幼虫(2010.10.2)
Data
和名 サルスベリヒゲマダラアブラムシ
 別名:サルスベリアブラムシ
体長 約1.2mm
分布 日本全土
出現期 6,9〜10月
サルスベリの汁
 幼虫も同様。
解説 サルスベリに付くマダラアブラムシ。
体と翅に独特の暗褐色の模様がある美麗種。
腹部中央付近には二股の棘状突起がある。
幼虫は黒い棘状の毛が生えている。
胎生雌は有翅型のみで、無翅型は卵生雌のみ出現する。
 
写真はすべて自宅の庭のサルスベリの葉の裏にいた本種を撮影したもの。成虫は群れておらず、1枚の葉の裏に1〜2匹ずついる程度だった。ただし、幼虫は比較的小さなコロニーを作っているようだ。害虫とされているものの庭のサルスベリの花は毎年満開、共存共栄という言葉を知っている人は本種共々楽しめるはずである。
11月7日には有性世代の有翅型の♂と無翅型の♀が交尾しているところが観察できた。♂は敏感なので撮影には至らなかったが、特徴的な斑紋を持つ無翅型の♀を撮影することができた。
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PHOTO

サルスベリ上の有翅型@
(2009.9.21)

サルスベリ上の有翅型A
(2009.9.21)

サルスベリ上の有翅型B
(2009.9.21)

サルスベリ上の無翅型(有性世代の♀)
(2010.11.7)

サルスベリ上の無翅型の成虫と幼虫(有性世代)
(2010.11.7)

サルスベリ上の有翅型の幼虫(単性世代)
(2010.10.2)

サルスベリ上の有翅型の終齢幼虫(単性世代)
(2009.9.23)

サルスベリ上の若齢幼虫(有性世代)
(2010.11.7)
 
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