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ケヤキブチアブラムシ
学名:Tinocallis zelkowae

有翅型(2009.6.6)
Data
和名 ケヤキブチアブラムシ
 別名:ケヤキヒゲマダラアブラムシ
体長 約2mm
分布 本州,他不明
出現期 4〜7月
ケヤキなどの汁
 幼虫も同様。
解説 ケヤキに付くマダラアブラムシ。
頭部から前胸背にかけて中央と左右に縦筋が見られる。
腹部は、暗褐色の小突起がある。
全体的に淡黄色で、角状管と尾片も同色。触角は短め。
胎生雌は有翅型のみで、無翅型は出現しない。
寄主はケヤキ以外からも報告があるとされているが詳細は不明。
 
本種については、図鑑によって特徴の記載に違いが見られ、「アブラムシ入門図鑑」(全国農村教育協会)では、本種の特有の模様を特徴にあげているのに対し、「日本原色アブラムシ図鑑」(全国農村教育協会)では、模様は一切無いとされる。別名があっても同じ学名で同一種と見なされているようだが、別種の可能性があると思われる。
 
写真は、6月6日にハクモクレンと思われる葉の裏にいた有翅型を撮影したもの。手の届く範囲の葉を調べたが、写真の1匹しか見つからなかった。他にモクレンを寄主植物とするアブラムシは数種類いるが本種のような模様はない。
11月13日には、ケヤキの葉に有性世代の有翅型♂と無翅型♀が見られたが、有翅型は逃げられてしまった。
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PHOTO

ハクモクレン上の有翅型
ハクモクレンの葉の裏にいた。
(2009.6.6)

横から見た有翅型
(2009.6.6)

ケヤキ上の無翅型(有性世代の♀)@
(2010.11.13)

ケヤキ上の無翅型(有性世代の♀)A
(2010.11.13)

本種がいたハクモクレン@
(2009.6.6)

本種がいたハクモクレンA
右側の葉の裏にいた。
(2009.6.6)
 
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