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アザミクギケアブラムシ
学名:Capitophorus cirsiiphagus

オニアザミ上の無翅型(2010.11.13)
Data
和名 アザミクギケアブラムシ
体長 約2mm
分布 本州,他不明
出現期 4〜11月
アザミ類の汁
 幼虫も同様。
解説 アザミ類に付くクギケアブラムシ。
無翅型の体色は淡黄色〜黄白色、脚、角状管も同じ色をしている。触角は体長よりも短い。
クギケアブラムシの仲間は体に生える毛の毛先が球状になっている。
有翅型胎生♀では、体色は黄色、腹部背面の後方に四角形の暗色の紋がある。
 
写真は11月13日にオニアザミの葉の裏にいた無翅型を撮影したもの。前回の写真では有翅型の成虫2匹と幼虫1匹を確認しており、有翅型は図鑑に掲載されているような姿ではなく別種と思っていたが、その特徴から有性世代の♂であることが分かった。今回は同じ場所のオニアザミだが、まだロゼットになっていない状態で、葉の裏にやや大型のコロニーがあり、無翅型の成虫と有翅・無翅型の幼虫が見られた。有翅型の幼虫が見られたので、葉ごと持ち帰ったところ、11月16日に単性世代が羽化した。
関連リンク  アブラムシ特集
PHOTO

オニアザミ上の有翅型(単性世代)@
(2010.11.16)

オニアザミ上の有翅型(単性世代)A
(2010.11.16)

オニアザミ上の有翅型(単性世代)B
(2010.11.16)

オニアザミ上の有翅型(有性世代の♂)
(2009.1.3)

オニアザミ上の無翅型
(2010.11.13)

オニアザミ上の成虫と幼虫
(2010.11.13)

オニアザミ上の有翅型の幼虫
(2009.1.3)

オニアザミ上の若齢幼虫
(2010.11.13)

オニアザミの葉裏のコロニー
(2010.6.12)

オニアザミ
一つの葉の裏に本種の幼虫1匹と、有性世代の有翅型2匹も見られた。
(2009.1.3)
 
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