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ヤマボウシヒゲナガアブラムシ
学名:Sitobion cornifoliae

ヤマボウシ上の無翅型(2010.7.10)
Data
和名 ヤマボウシヒゲナガアブラムシ
体長 約2mm
分布 本州,他不明
出現期 6〜11月
ミズキ科ミズキ属(ヤマボウシ,クマノミズキなど)の汁
 幼虫も同様。
解説 ヤマボウシに集まるヒゲナガアブラムシ。
体色は淡黄白色〜淡黄緑色で、角状管は太くて長い。脚も長め。尾片は淡色で短い。
卵生♀は晩秋に発生し、卵で越冬する。
ミズキ属の葉の裏に小さいコロニーを作成するが、大発生することはなくやや珍しい種とされている。
 
写真は、7月10日にヤマボウシにいたもの。ヤマボウシ自体は珍しくなく本種をよく探していたが、ようやく見つけることができた。発見したヤマボウシの木は6月に特徴的で綺麗な花を咲かせていたが、その時点では本種を発見できなかった。周りのヤマボウシにも本種のコロニーが点在していたことからも花期の後に発生するのかもしれない。
11月21には、紅葉して真っ赤になったヤマボウシの葉の裏に有性世代と思われる大きめの無翅型の♀を発見した。複数見られ1枚の葉の裏に1〜2匹付いていた。体色は白っぽかった単性世代より色が濃く、黄緑色で光沢も強かった。本種の特徴でもある太めの角状管は単性世代より細かった。有翅型は見つけられたかったので、来年に撮影したい。
関連リンク  アブラムシ特集
PHOTO

ヤマボウシ上の無翅型(単性世代)
(2010.7.10)

ヤマボウシ上の無翅型の成虫と幼虫(単性世代)
(2010.7.10)

ヤマボウシ上の無翅型(有性世代の♀)@
(2010.11.21)

ヤマボウシ上の無翅型(有性世代の♀)A
(2010.11.21)

ヤマボウシ上の幼虫@
(2010.7.10)

ヤマボウシ上の幼虫A
(2010.7.10)

ヤマボウシ上の幼虫B
(2010.7.10)

ヤマボウシ上の幼虫C
(2010.7.10)

ヤマボウシ上のコロニー@
(2010.7.10)

ヤマボウシ上のコロニーA
(2010.7.10)

本種がいたヤマボウシ
(2010.7.10)
 
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