ハルマヘラメタリフェルホソアカクワガタ
Cyclommatus metallifer aenomicans
産地:ハルマヘラ島

ペレンメタリは飼育していたが、他の亜種のハルマヘラ産のメタリフェルを
虫友ayumuさんから余ったということで小型ペアをいただいた。
色以外はまだ違いが分からないが、大型を羽化させ、違いを見出してみたい。


メタリフェルホソアカクワガタ♂54.5mm
(ハルマヘラ島産・F3)



新成虫到着
2003年
3月2日

クワ友ayumuさんより新成虫のハルマヘラ産F3:メタリフェルホソアカクワガタ♂54.5mm・♀24.5mmが到着した。
今までペレメタは増えすぎるのでセーブしていたが、販売ページを作成したので、気にせず増やしていきたい。
♂が今年の1月下旬に羽化、♀は2月上旬に羽化とのことである。早速大プラケースにセットした。
同じメタリフェルということで、ペレメタと同様のセットにした。
クワガタ幼虫に使用したマットを主体に黒土を混ぜて固めに詰めて7分目まで入れた。マット産みなので材は止まり木として細いものを1本入れた。


♂54.5mm
色が赤い以外は特にペレメタとの違いが分からなかった。

 


♀24.5mm@
ペレメタとは色が全然違うが、他亜種とは見分けは付くのだろうか?

幼虫確認
5月21日
数週間前からマットのあちこちから巨大なキノコが生えてしまい、マットも相当劣化しているようだったが、ケース底面から幼虫が1頭確認できた。線虫の発生も見られるので、休日にも取り出したい。

幼虫取り出し

2齢幼虫
巨大キノコによるマット劣化の為か2頭しか得られなかった。
(2003.5.31)


5月31日
幼虫を取り出すことにした。マットがキノコのためか相当劣化し、泥上と化していた。
2齢幼虫が2頭のみしか採れなかった。
♂♀ともに元気だったので、マットを新しいものにして再挑戦することにした。
キノコ再度発生
マットから生えてくるキノコ達
前回の巨大キノコの半分くらいだが、今度は多数生えてきた!
(2003.7.19)

7月19日
またもキノコが生えてきた。今度は巨大キノコの半分程度の大きさだが、多数生えてしまっていた。
飼育が行き届かなかったこともあり、♀が死んでいた。♂は元気だった。
マットからは1頭も採れなかった。
幼虫2頭はペアでなくてもせめて♂であってほしい。せっかくだから大型を見てみたい。
蛹化



1Lガラスビンで一度もマット交換しなかったが、まずまずの大きさになってくれた。
(2003.8.31)

8月31日
マット交換をしようと掘り出したところ♂の蛹になっていた。もう1頭も見るとこちらも♂の蛹になっていた。
累代はできないが、ペレン産メタリフェルだけでも大変なので♂が見られるだけで充分だ。
マット交換しなかったが、結構大きめのようだ。
蛹室は上部だけしか壊れていなかったので、そのまま羽化させることにした。
羽化
9月8日
1匹羽化した。一度取り出した蛹も黒くなって羽化が近いようだ。
9月10日
もう1匹も羽化した。

新成虫取り出し
新成虫の♂67mm@
ペレン産のメタリフェルに比べ赤味が強い。
(2003.9.15)

9月15日
新成虫の♂2匹を取り出してみた。
1匹は蛹室が狭かった為、まっすぐ伸びることができず頭を少し下げた状態になってしまっていた。
もう1匹は完品で、67mmあった。
マット交換しなかったが、よい個体が羽化してくれて満足した。
大アゴはとても赤っぽくペレン産のメタリフェルとは色はかなり違っている。


新成虫の♂67mmA
(2003.9.15)


 


新成虫の♂67mmB
(2003.9.15)



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