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オオカマキリ
学名:Tenodera aridifolia
Data
和名 オオカマキリ
体長 70〜90mm
分布 本州,四国,九州
出現期 8〜11月
エサ バッタ,チョウなど
コメント 大型のカマキリ。
茶色と緑色の個体がいる。
日当たりの良い草木の葉上によく見られる。
チョウセンカマキリTenodera angustipennis)にやや似るが、本種のほうが太く、胸部も茶色か緑色のどちらか1色、後翅も紫がかった黒褐色である。
本種にも翅はあるが、体重が重たいため、うまく飛べないし、めったに飛ぶこともない。
本種は日本最大のカマキリで大変強いが、オオスズメバチVespa mandarinia japonica)には適わず捕食されることも多い。
卵のうの状態で越冬し、春に孵化する。
 
だいぶ寒くなった秋の終わりにベランダに来た本種を捕まえて飼育したことがあるが、既にエサとなる虫も見つからないので、ベーコンを糸で吊るして目の前に動かしてやるとすぐに食べた。部屋に放し飼いにすると、テレビの上からゲーム画面や番組を見ており、ゲームのキャラを追って顔を動かしているのが分かり、エサを探しているだけだというのは分かってはいるのだが、熱中して見入っているようで面白かった。このオオカマキリはその後カーテンに産卵し、12月下旬まで生きていた。
エサがあれば、長生きするようである。
 
カマキリの仲間はどこから見ても複眼内の黒い点が追ってくるので、まるでいつもこちらを見ているかのように思えるが、これは偽瞳孔(ぎどうこう)といって、こちらが見ている角度に対して光を反射しないために黒く見える現象である。だから意図してこちらを見ているというわけではない。カマキリを飼育などして夜、急に電気を付けると複眼全体が真っ黒になることがあるが、明るい昼間より光をもっと吸収する必要があるために反射する光が無くなるからである。もちろんその状態では電気の光が眩しすぎるので、しばらくすると元に戻る。
カマキリの複眼はとても視野が広く、あらゆる角度から獲物を見つけることができる。
 
日本に生息するカマキリ科の仲間は以下の7種。
 
学名 和名 分布
Tenodera aridifolia オオカマキリ 本州,四国,九州,沖縄
Tenodera angustipennis チョウセンカマキリ 本州,四国,九州,沖縄
Statilia maculata コカマキリ 本州,四国,九州,沖縄
Hierodula patelifera ハラビロカマキリ 本州,四国,九州,沖縄
Amanthis nawai ヒナカマキリ 本州,四国,九州,沖縄
Statilia memoralis モリカマキリ 本州,四国,九州,沖縄
Tenodera angustipennis ウスバカマキリ 北海道,本州,四国,九州,沖縄
 
PHOTO

木の葉上にいたオオカマキリ
林内を探索していると、低木の葉の上でオオカマキリを発見した。
目が良いので、どうしてもカメラ目線になってしまう。

緑色型のオオカマキリ@
緑色の個体もよく見かける。
写真の背の低い針葉樹には本種の他にコカマキリやチョウセンカマキリも複数見られ、好んで住みかにしているようであった。

緑色型のオオカマキリA
低い場所に多く、茂みの葉上によく見られる。

オオカマキリの卵のう
オオカマキリは卵の状態で越冬し、春頃一斉に孵化する。
一つの卵のうには100〜200個の卵が入っている。
 
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