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オカダハリガネムシ
学名:Parachordodes okadai

オカダハリガネムシと卵塊(2008.4.27)
Data
和名 オカダハリガネムシ
体長 200〜300mm
分布 本州(関東地方,中部地方),他不明
不明
 幼虫は昆虫や魚に寄生と推測。
解説 茶色のハリガネムシ。
体色は茶褐色で、前端部は白色。宿主は明らかになっていない。
宿主に寄生した幼虫が成虫となり、秋頃に宿主から脱出、水中で交尾し、♀は翌年の春に産卵する。
卵は個々にくっつきあってヒモ状になるという。
 
ハリガネムシの仲間は、大変マイナーな生物である為、同定することは困難となっており、従来はハリガネムシ目の一種と紹介していたが、たまたま虫ナビから写真を提供して献本していただいた「図説 獣医衛生動物学(講談社)」を参考にしたところ、体色や分布域から同定することができた。
 
写真は4月30日に静岡県の渓流の石の下で見られた本種を撮影したもの。ただ、体長は大変長く30cmを明らかに超えていた。白いヒモ状のものと一緒だったが、これは卵塊と思われる。本種は鎌倉でも見られた。
PHOTO

オカダハリガネムシ
(2008.4.30 静岡県)

水中の本種
白いものは卵。
(2008.4.30 静岡県)
 
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