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ベニトンボ
学名:Trithemis aurora

♂(2012.7.4 鹿児島県)
Data
和名 ベニトンボ
体長 ♂:40mm
♀:36mm
分布 本州(紀伊半島南部),四国,九州,甑島列島,奄美大島,沖縄諸島,南大東島,宮古島,石垣島,西表島
出現期 3〜11月
昆虫
解説 南方系の赤いトンボ。
♂は全身真っ赤で翅脈も赤く色付く。成熟すると紫白色の粉で覆われ、赤紫色となる。
翅の付け根辺りは暗赤色。
♀の体色は黄色からオレンジ色をしている。
本種は台湾から石垣島に侵入し、北上を続け四国の高知県まで分布域を広げているという。これらの個体群とは別に鹿児島県の薩摩半島には在来種の小型の個体群が生息している。
 
♂の写真は7月4日に鹿児島県で撮影したもの。小型で以前撮影した♀と同種だとは思えないほど小さく、「沖縄のトンボ図鑑」(いかだ社)で調べたところ、起源が異なる小型の在来種であることが分かった。発見できたのは♂1匹だけで、池の奥に立っている枝や草に止まるので、風と波で大揺れに揺れる中での望遠撮影の為、鮮明な写真にならなかったのが残念。
♀の写真は6月30日に石垣島で撮影したもの。
PHOTO

♂@
小型の在来種。
(2012.7.4 鹿児島県)

♂A
(2012.7.4 鹿児島県)

♀@
台湾から侵入してきた大型の個体群。
(2006.6.30 石垣島)

♀A
(2006.6.30 石垣島)
 
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