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タカサゴシロアリ
学名:Nasutitermes takasagoensis

兵アリ(2018.10.29 西表島)
Data
和名 タカサゴシロアリ
体長 4〜6mm
分布 八重山諸島
出現期 5〜10月
枯れ木
解説 八重山諸島に生息するシロアリの一種。
体色は茶褐色。
兵アリの頭部は前方が鋭く尖っており先端から樹脂状の化学物質を飛ばして攻撃するという。
樹幹上に大きな球状の巣を作る。
本種は森林性で枯れ木のみを食べ、生木を食べないため害虫にはならなず、むしろ枯れ木を片付けることや巣がリュウキュウアカショウビンの巣に利用されることから自然界にとってはとても有益な存在である。
海外では台湾,中国雲南省に分布している。
 
写真は10月29日に西表島の森林内にいた本種を撮影したもの。森林内の細い林道を歩いていると小川の向こうにオオスズメバチの巣よりも大きな本種の巣を発見し、そばに行ってみると巣から下へ蟻道が伸びており、穿ってみるとすぐに兵アリを見ることができた。
PHOTO

兵アリ@
(2018.10.29 西表島)

兵アリA
(2018.10.29 西表島)

兵アリと働きアリ@
(2018.10.29 西表島)

兵アリと働きアリA
(2018.10.29 西表島)

幼虫
(2018.10.29 西表島)

巣@
(2018.10.29 西表島)

巣A
(2018.10.29 西表島)

巣B
(2018.10.29 西表島)
 
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