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スカシシリアゲモドキ
学名:Panorpodes paradoxus

ライトトラップに飛来した♂(2017.6.4 静岡県)
Data
和名 スカシシリアゲモドキ
前翅長 15〜17mm
分布 本州(東北,関東,中部,近畿,中国),四国,九州
出現期 5〜6月
 西日本の山岳地帯の高地では7〜8月
小動物や昆虫の死骸
 幼虫は土中で虫を食べる肉食性。
解説 シリアゲモドキの一種。
全身黄褐色で、翅は灰黄色で半透明で、♂では模様はないが、♀では斑紋の無いものから斑紋があるものまで個体差がある。
他のシリアゲムシと同様に♂の腹部先端にはハサミ状の下付器がある。
低山地〜山地にかけての渓流沿いなどの林縁に多い。
 
国内に生息するシリアゲモドキ属(Panorpodes)は以下の3種。
和名/学名 分布
スカシシリアゲモドキ
Panorpodes paradoxus
本州(東北,関東,中部,近畿,中国),四国,九州
ヒメシリアゲモドキ
Panorpodes pulcher
四国,九州
モンシリアゲモドキ
Panorpodes maculatus
本州(中部)
 
トップの写真は6月4日の夜0時半頃、静岡県の標高約1,200mの林縁に設置したライトトラップに飛来した♂を撮影したもの。♀の写真は5月3日の夜、静岡県の低山地の林内に設置したドームシェルターの入り口の明かりに飛来したもの。
PHOTO

ドームシェルター入り口に飛来した♀@
(2011.5.3 静岡県)

ドームシェルター入り口に飛来した♀A
(2011.5.3 静岡県)

ドームシェルター入り口に飛来した♀B
(2011.5.3 静岡県)
 
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