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クロヤチグモ
学名:Coelotes exitialis

クロヤチグモ(2008.3.28)
Data
和名 クロヤチグモ
 別名:ヤチグモ
体長 ♂:8〜10mm
♀:13〜15mm
分布 本州,四国,九州
出現期 1年中
昆虫
解説 石垣の隙間などによく見られる黒いクモ。
石垣の隙間や樹皮の割れ目などに筒状の巣を造り、入り口に濡斗網という小さな棚網に引っ掛かった獲物を引きずり込んで捕食している。
倒木の下や石垣の隙間を探すと本種の巣が見つかる。
夜行性で、夜になると巣から顔を出して獲物を待っていたり、徘徊する姿が観察できる。
ヤチグモの仲間はよく似た種が多いが、本種は黒く大きいので比較的同定し易い。
「日本産クモ類生態図鑑」(東海大学出版部)や「原色日本クモ類図鑑」(保育社)ではタナグモ科とされ、「日本のクモ」(文一総合出版)や「日本産クモ類」(東海大学出版部)ではヤチグモ科とされており、判断に迷ったが当ページでは暫定的にヤチグモ科とした。
PHOTO

夜、庭のブロック塀に止まっていた♀@
卵を持っているようで、腹部が太っていた。
(2008.3.28)

夜、庭のブロック塀に止まっていた♀A
(2008.3.28)

夜、庭のブロック塀に止まっていた♀B
(2008.3.28)

夜、庭のブロック塀に止まっていた♀C
腹面。
(2008.3.28)

倒木の下にいた個体@
(2007.1.14)

倒木の下にいた個体A
(2007.1.14)

倒木の下にいた個体B
(2007.1.14)

倒木の下にいた個体C
(2007.1.14)

倒木の下にいた個体D
(2007.1.14)

庭の倒木の下から出てきた個体
(2007.12.16)

庭のブロック塀の隙間にいた♀
腹面。死んだ真似をしている。
(2008.1.4)

巣から出てきた本種
(2006.3.29)

巣に潜む本種
(2006.3.29)

外雌器
庭のブロック塀の隙間にいた♀。
本種の外雌器は地域変異もあるが、だいたいこのような形・模様をしている。
(2008.1.4)

外雌器
夜、ブロック塀に止まっていた♀。
(2008.3.28)
 
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