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ツチカメムシ
学名:Macroscytus japonensis

庭にいたツチカメムシ(2021.5.17)
Data
和名 ツチカメムシ
体長 7〜10mm
分布 北海道,本州,伊豆諸島(三宅島),四国,九州,対馬,南西諸島
出現期 6〜10月
ウコギ科(ヤツデ),クスノキ科(クスノキ),マメ科(クズ)などの実の汁
 幼虫も同様。
解説 徘徊性の黒いカメムシ。
全身黒色で前翅膜質部のみ茶色。
地面を歩き回り、ヤツデなどの実を探し、汁を吸ったり、土中に潜り植物の根からも汁を吸う。
海外では朝鮮半島,中国,台湾,東南アジアなどに分布している。
 
国内に生息しているツチカメムシ属(Macroscytus)は以下の2種。
和名/学名 分布
コツチカメムシ
Macroscytus fraterculus
北海道,本州,対馬
ツチカメムシ
Macroscytus japonensis
北海道,本州,伊豆諸島(三宅島),四国,九州,対馬,南西諸島
 
トップの写真は5月17日に玄関の前を歩いていた本種を撮影したもの。体長は9mmだった。同年の7月14日にまた玄関の前を今度は幼虫が歩いているのを発見した。体色は成虫より色が浅く暗赤褐色だった。体長は5.5mmだった。自宅の庭はブロック塀の上にヤツデがあるため、落ちた実を食べる個体が多いようだ。
9月24日の写真は、静岡県の標高約1,200mの林縁で夜間、ライトトラップをしていたそばの朽ちた倒木上の草の葉に止まっていたもの。体長は8mmの個体だった。
PHOTO

朽木上の草の葉にいた本種@
標高約1,200mで撮影。
(2017.9.24 静岡県)

朽木上の草の葉にいた本種A
(2017.9.24 静岡県)

庭にいた個体
(2021.5.17)

庭にいた幼虫@
(2021.7.14)

庭にいた幼虫A
(2021.7.14)

庭にいた幼虫B
(2021.7.14)

庭にいた幼虫C
(2021.7.14)

庭にいた幼虫D
(2021.7.14)
 
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