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ジュウジナガカメムシ
学名:Tropidothorax cruciger

交尾(2013.7.7 山梨県)
Data
和名 ジュウジナガカメムシ
体長 8〜11mm
分布 北海道,本州
出現期 5〜10月
ガガイモ科(ガガイモ,イケマ,カモメヅル)の汁
 幼虫も同様。
解説 橙赤色と黒色の綺麗な模様を持つナガカメムシ。
本種のような赤と黒の模様は典型的な警戒色で、鳥などの天敵から身を守るのに効果がある。
似た種に同属のヒメジュウジナガカメムシがいるが、本種よりもやや小さく、前胸背の黒色の紋が小さいなどの相違点がある。
海外では台湾,朝鮮半島,ロシア極東部,中国に分布している。
 
国内に生息しているジュウジナガカメムシ属(Tropidothorax)は以下の3種。
和名/学名 分布
ジュウジナガカメムシ
Tropidothorax cruciger
北海道,本州
コジュウジナガカメムシ
Tropidothorax fimbriatus
沖縄島,尖閣諸島
ヒメジュウジナガカメムシ
Tropidothorax sinensis
本州,四国,九州,南西諸島
 
写真は7月7日に山梨県の標高1,600m付近の葉上で交尾していた本種を撮影したもの。この場所の植物上で毎回本種をよく見るので寄主植物を調べてみるとイケマという植物であることが分かった。
PHOTO

葉上の本種@
(2012.7.27 山梨県)

葉上の本種A
(2012.7.27 山梨県)

交尾
(2013.7.7 山梨県)
 
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