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ミズギワカメムシ
学名:Saldula saltatoria

近所の川の上流にいた個体(2020.8.22)
Data
和名 ミズギワカメムシ
体長 3〜4mm
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,沖縄島
出現期 4〜10月
節足動物類の汁
 幼虫も同様。
解説 ミズギワカメムシの代表種。
ミズギワカメムシの中では最も普通に見られる。
体色は黒褐色で銅色の光沢がある。前翅は黒色と白色、透明色部がある。
本種に関する情報が少なく見たままの解説となるが、前翅の小楯板沿いにある爪状部の先端付近の白紋と、革質部の下縁中央付近の黄色の縦長の紋が特徴的。
ミズギワカメムシ科の特徴としては前翅膜質部に3〜4本の縦長の翅室が並び、外縁に向かう翅脈がないことがあげられる。
 
国内に生息するSaldula属は以下の9種。
和名/学名 分布
ミズギワカメムシ
Saldula saltatoria
北海道,本州,四国,九州,対馬,沖縄島
ウスイロミズギワカメムシ
Saldula pallipes
北海道,本州,四国(徳島県),九州
ヒメウスイロミズギワカメムシ
Saldula palustris
北海道,本州(青森県)
ホシミズギワカメムシ
Saldula kurentzovi
北海道,本州
モンキツヤミズギワカメムシ
Saldula nobilis
北海道,本州
シロヘリミズギワカメムシ
Saldula opacula
北海道,本州
エゾミズギワカメムシ
Saldula recticollis
北海道,本州,四国,対馬,奄美大島,徳之島,沖縄島
タイワンミズギワカメムシ
Saldula taiwanensis
西表島
ケブカミズギワカメムシ
Saldula pilosella
不明
 
写真は8月22日に近所の川の上流にいた本種を撮影したもの。この年は記録的な酷暑で厳しい炎天下だったが、その分人がおらず撮影に専念できた。ただ川沿いに降りられるスペースは非常に狭いので身近にいる水生の昆虫を探すのには苦労している。本種の数は多く、水辺を必要としながらもかなりの炎天下でも活動できるようであった。
PHOTO

近所の川の上流にいた個体@
(2020.8.22)

近所の川の上流にいた個体A
(2020.8.22)

近所の川の上流にいた個体B
(2020.8.22)

近所の川の上流にいた個体C
(2020.8.22)

近所の川の上流にいた個体D
(2020.8.22)

近所の川の上流にいた幼虫
(2020.8.22)
 
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