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キバラヘリカメムシ
学名:Plinachtus bicoloripes

キバラヘリカメムシ(2006.4.28)
Data
和名 キバラヘリカメムシ
体長 11〜16mm
分布 北海道,本州,四国,九州,奄美大島,沖縄島
出現期 4〜11月
ニシキギ科(マユミ,コマユミ,ニシキギ,ツルウメモドキ)などの実
 幼虫も同様。
解説 腹部が黄色いヘリカメムシ科の仲間。
上から見ると黒い体色で地味ではあるが、腹部周辺のはみ出した部分が黄色と黒の縞模様となって見える。
脚は黒色で腿節の両端以外は白〜淡黄色。腿節基部は黒色〜赤色まで変異するようだ。
触角は黒色で先端節のみ赤色。
横から見ると腹部の黄色が目立つ。
幼虫は前翅が短いため、黄色い腹部がむき出しとなり、非常によく目立つが、普段はマユミの実に乗っているので、同じ黄色で保護色効果となり、あまり目立たない。
ニシキギ科のマユミやニシキギの実などに集まり、多数の本種が実や葉上に成虫・幼虫共に多数集まっていることが多い。
 
国内に生息しているキバラヘリカメムシ属(Plinachtus)は以下の2種。
和名/学名 分布
フタスジハリカメムシ
Plinachtus basalis
沖縄島,宮古島,石垣島,西表島,与那国島
キバラヘリカメムシ
Plinachtus bicoloripes
北海道,本州,四国,九州,奄美大島,沖縄島
 
トップの写真は4月28日に日当たりの良い葉上にいた成虫を撮影したもの。晩夏から秋口にかけてマユミの実に多数の成虫や幼虫をよく見かける。
PHOTO

マユミの実に付く成虫@
まだ熟してないが早々と成虫が見られた。
(2007.8.6)

マユミの実に付く成虫A
近所で撮影。
(2020.9.15)

交尾
(2008.7.20)

若齢幼虫@
公園の蛇口を歩いていた。
(2008.7.26)

若齢幼虫A
(2008.7.26)

マユミ上の幼虫@
(2020.9.19)

マユミ上の幼虫A
(2020.9.19)

マユミ上の幼虫B
(2020.9.19)

マユミ上の幼虫C
手前は成虫。
(2020.9.19)
 
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