オオチャイロカスミカメ | |
学名:Orientomiris tricolor | |
![]() 山道沿いの葉上にいた個体(2021.8.4 岩手県) |
Data | |||||||||||||||||
和名 | オオチャイロカスミカメ | ||||||||||||||||
体長 | 7〜10mm | ||||||||||||||||
分布 | 北海道,利尻島,礼文島,国後島,本州,四国,九州,対馬 | ||||||||||||||||
出現期 | 7〜9月 | ||||||||||||||||
餌 | 昆虫類 幼虫はブナ科(ナラ類),ヤナギ科(ヤナギ類,ドロノキ),クワ科(ヤマグワ),ウコギ科(ハリギリ),トウダイグサ科(アカメガシワ)などの広葉樹を宿主植物としている。 |
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解説 |
オオチャイロカスミカメ属の一種。 体色は艶のある黒色で、前翅革質部は暗茶褐色。 触角の第3,4節の基部は淡黄色。 広葉樹上で見られ、成虫は昆虫類を捕食している。 ニセオオチャイロカスミカメ(Orientomiris eurytus)に似るが、ニセオオチャイロカスミカメは前胸背前半が黄褐色〜赤褐色をしていることや、触角の第3,4節の基部が白色である点に加え、個体数が少なく稀な種であるのに対し、本種は体色に変異があるものの前胸背は全体的に黒色で触角の第3,4節の基部は淡黄色、個体数が多い普通種である。 日本固有種。
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PHOTO | |
![]() 山道沿いの葉上にいた個体 (2021.8.4 岩手県) |
![]() ライトトラップに飛来した本種 標高1,000m付近のコナラ主体の雑木林内で撮影。 (2016.8.9 山梨県) |