ホーム > カメムシ目 > ヘリカメムシ科 > ヘリカメムシ亜科
 
ホソハリカメムシ
学名:Cletus punctiger

イネ科植物の穂に止まる本種(2020.8.22)
Data
和名 ホソハリカメムシ
体長 9〜11mm
分布 本州,四国,九州,対馬,南西諸島
出現期 7〜9月
イネ科植物,ヒユ科(イヌビユ,ハリビユなど)の汁
 幼虫も同様。
解説 胸部左右が鋭く尖るカメムシ。
体色は茶色で地味な色をして、腹部は白い縁取りがある。
イネ科の植物を好み、穂に来ることも多い。
近似種のヒメハリカメムシに似るが、本種に比べ体長が8mm程と小さく、触角第1節が頭幅と同等である点で区別できる。
更にハリカメムシもいるが、この種は本種より幅広く、色が濃いとされている。
 
国内に生息しているハリカメムシ属(Cletus)は以下の4種。
和名/学名 分布
コブハリカメムシ
Cletus bipunctatus
本州(中国地方),四国(高知県),九州,徳之島,沖縄島
ホソハリカメムシ
Cletus punctiger
本州,四国,九州,対馬,南西諸島
ハリカメムシ
Cletus schmidti
北海道,本州,伊豆諸島,四国,九州,対馬,トカラ列島,奄美諸島
ヒメハリカメムシ
Cletus trigonus
本州,四国,九州,南西諸島
 
トップの写真は8月22日に近所の川沿いのイネ科の草に止まっていた本種を撮影したもの。体長測定のため持ち帰って測定したところ10mmあった。とにかく敏捷で飛び回る本種に定規を近づけるのに苦労した。
PHOTO

トップの個体
体長は10mm程あった。
(2020.8.22)

イネ科植物上の本種
(2020.8.2)

イネ科植物の穂に止まる本種@
(2012.7.4 鹿児島県)

イネ科植物の穂に止まる本種A
(2012.7.4 鹿児島県)

草の葉上の本種
胸部に付いているのはブユ。
(2007.8.6)

幼虫
(2006.10.7)
 
先頭ページへ