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トビイロオオヒラタカメムシ
学名:Neuroctenus castaneus

サクラの幹にいた個体(2018.4.21)
Data
和名 トビイロオオヒラタカメムシ
体長 6.5〜8mm
分布 本州,四国,九州
出現期 4〜9月
菌類
解説 ヒラタカメムシの一種。
体色は暗褐色で、著しく扁平な体型をしている。
翅は白っぽく、腹部背面の露出部は体節間沿いに淡褐色をしている。
通常、樹皮下に生息していると思われる。
海外では台湾,朝鮮半島,ロシア極東部,中国に分布している。
 
国内に生息しているナガヒラタカメムシ属(Neuroctenus)は以下の7種。
和名/学名 分布
ホソナガヒラタカメムシ
Neuroctenus argyraeus
本州,四国
クロナガヒラタカメムシ
Neuroctenus ater
本州,四国,九州
トビイロオオヒラタカメムシ
Neuroctenus castaneus
本州,四国,九州
シマヒラタカメムシ
Neuroctenus pacificus
小笠原諸島,西表島
ニセチャイロナガヒラタカメムシ
Neuroctenus quercicola
本州(中部以西)
チャイロナガヒラタカメムシ
Neuroctenus taiwanicus
本州,四国,九州,対馬,奄美大島,沖縄島
パラオヒラタカメムシ
Neuroctenus palauensis
小笠原諸島,沖縄島,宮古島,石垣島,西表島,与那国島
 
トップの写真は4月21日の夜、近くの森林内のサクラの太めの枝に止まっていた本種を撮影したもの。同じ枝に3匹見つけることができた。下の写真は4月12日に自宅の門のコンクリート上を歩いていた本種を採取して撮影したもの。
尚、近所の林道ではビーティングでクヌギの枝から多数の本種が得られており、6〜7月までは幼虫が得られ、8月以降は成虫が得られるようになった。
PHOTO

自宅の門にいた個体
(2009.4.12)

横から見た本種
著しく扁平。
(2009.4.12)

ビーティングで得られた個体@
クヌギの枯れ枝にいた。
(2020.8.8)

ビーティングで得られた個体A
(2020.8.8)

ビーティングで得られた個体B
(2020.8.8)

ビーティングで得られた幼虫@
クヌギの枯れ枝にいた。
(2020.7.24)

ビーティングで得られた幼虫A
(2020.7.24)

ビーティングで得られた幼虫B
(2020.7.24)
 
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