ホーム > カメムシ目 > グンバイムシ科 > グンバイムシ亜科
 
チャイログンバイ属の一種
学名:Physatocheila sp.

ビーティングで得られた個体(2020.7.27)
Data
和名 チャイログンバイ属の一種
体長 約4mm
分布 本州
出現期 7月
テイカカズラ?
解説 チャイログンバイ属の一種。
チャイログンバイ属では翼状片が前胸背に密着して顕著に膨張せず、外縁が前胸背の中央隆起に接しないという特徴がある。
国内では4種が知られているが、本種ではどの種よりも体形が細く一様に茶褐色をしている。
前胸背にある中央隆起と左右の側隆起はほぼ平行。
 
日本に生息するチャイログンバイ属(Physatocheila)の仲間は本種を含めると以下の5種。
和名/学名 分布
コリヤナギグンバイ
Physatocheila distinguenda
本州
ミヤタケグンバイ
Physatocheila miyatakei
奄美大島,石垣島
チャイログンバイ
Physatocheila orientis
北海道,本州,四国
コゲチャグンバイ
Physatocheila veteris
北海道
チャイログンバイ属の一種
Physatocheila sp.
本州
 
写真は7月27日に近所の林道で杉から垂れ下がっているスイカズラをビーティングして得られた本種を撮影したもの。じっくり撮影しようと三脚を準備していると飛び去ってしまった。目分量だが4mm程度の大きさだった。最近、近所といえどいろいろな珍種が見つかるので新種であってもおかしくはないと思う。
 
先頭ページへ