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サホコカゲロウ
学名:Baetis sahoensis

成虫♂(2007.8.4)
Data
和名 サホコカゲロウ
開張 5〜7mm
分布 北海道,本州,四国,九州
出現期 4〜5,8〜9,11月
無し
解説 渓流から人里近くまで広く分布するコカゲロウ。
他のカゲロウが生息できないほど汚れた水域でも生きることができる為、身近な場所でも見ることができる。
翅には模様がなく透明、腹部は先端近くまで半透明をしている。
後翅は非常に小さい。尾毛は2本。
幼虫の尾毛は3本で白っぽく、後方寄りが黒色。
♂の複眼はドーム状で大きく赤い。
♀の複眼は小さく、体色は全体的に黄褐色。
尚、本属には未記載種も多いようなので、同定には注意が必要である。
 
写真は8月4日に自宅の玄関に止まっていたもの。まさか自宅でカゲロウが見られるとは思っていなかったが、調べてみると本種は身近でも見られる可能性があり、更に以前地元で得られたカゲロウの幼虫が本種と同じ特徴を備えていた為、本種である決め手となった。
PHOTO

庭に見つけた成虫♂@
身近に見られる唯一の種である。
(2007.8.4)

夏に見つけた成虫♂A
(2007.8.4)

♀@
玄関に止まっていた。
(2009.7.11)

♀A
(2009.7.11)

♀B
(2009.7.11)

幼虫
小川の石の裏に付いていた。写真の個体は黄色い泥が付いている。
3本の尾の先端近くに黒色部があるのが特徴。
(2007.8.4)
 
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