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ウスグロヒメエリユスリカ
学名:Psectrocladius aquatronus

自宅の外灯に飛来した♂(2025.5.23)
Data
和名 ウスグロヒメエリユスリカ
体長 3.6〜5.0mm
分布 本州
出現期 4〜6月
無し
 幼虫は水中の堆積物?。
解説 ヒメエリユスリカ属の一種。
体色は全体的に黄褐色。
中胸背板の地色は黄色で褐色の縦帯がある。後背板は暗褐色。
幼虫は止水性。

 
国内に生息するヒメエリユスリカ属(Psectrocladius)の基亜属は以下の10種。
和名/学名 分布
ウスグロヒメエリユスリカ
Psectrocladius aquatronus
本州
ユノコヒメエリユスリカ
Psectrocladius yunoquartus
北海道,本州,トカラ列島
(和名なし)
Psectrocladius famifegeus
本州
(和名なし)
Psectrocladius gotoheius
五島列島
(和名なし)
Psectrocladius inawaopeus
本州
(和名なし)
Psectrocladius jintuoctadecimus
本州
(和名なし)
Psectrocladius sordidellus
本州(尾瀬ヶ原)
(和名なし)
Psectrocladius togaminimus
本州
(和名なし)
Psectrocladius tusimoreseus
対馬
(和名なし)
Psectrocladius tusimoseteus
対馬
 
写真は5月23日の夜、自宅の外灯に飛来した本種を撮影したもの。数は少なく1ペアしか飛来しなかった。和名のウスグロに加え、ネット上でも全体的に暗褐色という解説されているサイトもあるが、「図説 日本のユスリカ」(文一総合出版)で図示されているカラー写真及び解説では地色は黄色であり、各部特徴が大変似ていることと幼虫が止水性であるという撮影地の環境とも一致するため、ウスグロヒメエリユスリカとした。庭のポンプのない完全な止水環境のロックポンドから複数のユスリカが発生しているようである。
PHOTO

自宅の外灯に飛来した♀@
(2025.5.23)

自宅の外灯に飛来した♀A
(2025.5.23)
 
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