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ヤチノコギリガガンボ
学名:Tipula serricauda

岩に止まる本種(2012.5.26)
Data
和名 ヤチノコギリガガンボ
 別名:ヤチガガンボ
体長 16〜18mm
 翅長は22〜24mm
分布 本州,四国,九州
出現期 5月
不明
 幼虫は泥の中で腐食物や水生植物の根を食べると推定。
解説 春に出現するガガンボの一種。
地色は灰黄褐色で、中胸背には3本の縦条がある。
翅は暗褐色の斑模様があり、前縁沿いの後方の縁紋内に淡色の紋があるのが特徴的。
低地の湿地付近や森林内に普通に見られる。
 
国内に生息するガガンボ属(Tipula)のVestiplex亜属は以下の7種。
和名/学名 分布
ヤチノコギリガガンボ
Tipula serricauda
本州,四国,九州
コバネノコギリガガンボ
Tipula coquillettiana
北海道
オオノコギリガガンボ
Tipula kuwayamai
北海道,本州
マエグロノコギリガガンボ
Tipula kuwayamai
本州,四国,九州
コガタノコギリガガンボ
Tipula serridens
本州,四国,九州
テシオノコギリガガンボ
Tipula teshionis
北海道
イボジリノコギリガガンボ
Tipula verecunda
国後島,色丹島,北海道,本州,四国,九州,五島列島
 
写真は5月26日に沼地のそばの岩に止まっていた本種を撮影したもの。沼地の近くには疎林と大きな岩があり、木に止まって交尾している本種や大きな岩に複数止まって休んでいる個体も多く見られた。
PHOTO

岩に止まる本種
(2012.5.26)

翅のアップ
(2012.5.26)
 
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