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マメハナアザミウマ
学名:Megalurothrips distalis

♂(2009.9.18)
Data
和名 マメハナアザミウマ
体長 ♂:約1.5mm
♀:約1.8mm
分布 北海道,本州,四国
出現期 3〜5,9〜10月
マメ類,各種花卉類の花の汁
解説 マメ類などの花に集まるアザミウマ。
♂は黄褐色、♀は黒褐色をしている。
翅は白色で、付け根と先端部,中央部は黒色。
主に花に集まるが、しばしば葉上でも見られるという。
 
国内に生息するMegalurothrips属は以下の2種。
和名/学名 分布
マメハナアザミウマ
Megalurothrips distalis
北海道,本州,四国
(和名なし)
Megalurothrips usitatus
南西諸島
 
写真は9月18日にクズの葉上をたくさんの本種が群れているところを発見し、撮影したもの。この時期はクズの花が満開で、本種の最盛期だったのだろう。
翌年の5月22日には、ヤブニッケイの若葉や新芽に群がる多数の本種を発見した。ヤブニッケイは、クスノキ科のニッケイ属の一種であり、ニッケイ属の仲間はニッキ及びシナモンの原料となる種もあるほど良い匂いがするので、本種にとっては花と同じくらいのご馳走になっているようだ。もっともクスノキ科の匂いは防虫効果があるらしいが、蓼食う虫も好きずきである。
PHOTO

♂@
(2009.9.18)

♂A
(2009.9.18)

ヤブニッケイの若葉に群がる本種@
(2010.5.22)

ヤブニッケイの若葉に群がる本種A
(2010.5.22)

ヤブニッケイの若葉に群がる本種B
(2010.5.22)

ヤブニッケイの若葉に群がる本種C
(2010.5.22)
 
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