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コカスリウスバカゲロウ
学名:Distoleon contubernalis

ライトトラップに飛来した本種(2021.7.23 静岡県)
Data
和名 コカスリウスバカゲロウ
 別名:エサキウスバカゲロウ,コガスリウスバカゲロウ
体長 約32mm
分布 本州,伊豆諸島(式根島?,三宅島),四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,徳之島,沖縄島,西表島
出現期 7〜10月
 幼虫・蛹で越冬。
ガ・アブラムシなど
 幼虫はアリやイモムシなどを捕食する。
解説 カスリ状の斑紋があるウスバカゲロウ。
腹部にある黄色い斑紋も特徴的。触角は全体的に太く、先端付近で外側に曲がる。
近縁種のカスリウスバカゲロウ(Distoleon nigricans)と酷似するが、カスリウスバカゲロウのほうが斑紋が明瞭で、体長も約39mmと本種よりも大きい。
本種の幼虫は、砂地に生息しており、巣を造らず砂の下で獲物を待ち、近くを歩く虫を捕食する。
 
国内に生息するカスリウスバカゲロウ属(Distoleon)は以下の4種。
和名/学名 分布
カスリウスバカゲロウ
Distoleon nigricans
北海道,本州,佐渡島,四国,九州
コカスリウスバカゲロウ
Distoleon contubernalis
本州,伊豆諸島(式根島?,三宅島),四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,徳之島,沖縄島,西表島
オガサワラカスリウスバカゲロウ
Distoleon boninensis
小笠原諸島(父島,母島)
ヤエヤマカスリウスバカゲロウ
Distoleon bistrigatus
小笠原諸島,沖永良部島,沖縄島,南大東島,宮古島,伊良部島,石垣島,西表島
 
トップの写真は7月23日の夜、静岡県の海岸そばの林内に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。以前自宅の外灯にも飛来している。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種@
(2021.7.23 静岡県)

ライトトラップに飛来した本種A
(2021.7.23 静岡県)

林縁にいた個体@
(2007.9.8)

林縁にいた個体A
(2007.9.8)
 
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