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ワタアブラムシ
学名:Aphis gossypii

ムラサキシキブ上の無翅型(2010.11.21)
Data
和名 ワタアブラムシ
体長 約1.5mm
分布 日本全土
出現期 4〜10月
一次寄主:ムクゲ類,ミカン類
二次寄主:ウリ類,ナス類

 幼虫も同様。
解説 多食性のアブラムシ。
無翅型の体色は黄色,暗赤色,暗緑色,黒色で、体色の変異は寄主植物の影響を受けている。
角状管は黒色、尾片は淡色。触角は白色で、先端付近は暗色。
幼虫の時期は、黄色で大きくなるにつれて暗い色になっていく。
有翅型の幼虫はロウ状白粉で薄く覆われる。
食草が多いので、比較的よく見かけるアブラムシで、世界中に分布している。
野菜や果物の栽培用の植物に集まる為、害虫として有名。
チューリップでの害虫とされるが、寄生することは稀。
 
トップの写真は11月21日にムラサキシキブの葉の裏にいた無翅型を撮影したもの。体色は橙黄色で後方のみ暗緑色で、以前ヒメオドリコソウで発見した本種も同じタイプだった。脱皮したての個体の体色は暗緑色であることから、どうやらこの橙黄色は寄主植物の色であるようだ。ちなみにムラサキシキブには葉の表に付く未記載種ムラサキシキブアブラムシAphis sp.)がいる。
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PHOTO

ヤブガラシ上の黄色い有翅型
(2009.9.20)

クサギ上の有翅型@
(2008.11.2)

クサギ上の有翅型A
(2008.11.2)

クサギ上の有翅型B
(2008.11.2)

オクラ上の無翅型@
(2010.7.19)

オクラ上の無翅型A
(2010.7.19)

ヒメオドリコソウ上の無翅型
(2009.3.7)

クサギ上の無翅型@
(2008.11.2)

クサギ上の無翅型A
(2008.11.2)

ヤブガラシ上の黄色い有翅型の幼虫
(2009.9.20)

有翅型の羽化
(2009.9.20)

有翅型の幼虫
(2008.11.2)

クサギ上の無翅型
クサギアブラムシの可能性がある。
(2008.11.2)

ムラサキシキブ上で脱皮中の幼虫
(2010.11.21)

オクラ上のコロニー@
(2010.7.19)

オクラ上のコロニーA
(2010.7.19)

クサギの葉の裏に群れる本種@
(2008.11.2)

クサギの葉の裏に群れる本種A
(2008.11.2)

クサギの葉の裏でトビイロケアリと群れる本種
(2008.11.2)

ヒメオドリコソウ上の有翅型
(2009.3.7)

本種がいるオクラ
主にオクラの若い果実に集まっており、葉の裏には少しいる程度だった。
(2010.7.19)

本種がいたヒメオドリコソウ
(2009.3.7)

本種が繁殖していたクサギ
翌年、クサギの花が咲いているのを確認した。
(2008.11.2)

本種がいたヤブガラシ
(2009.9.20)

ムラサキシキブの葉の裏のコロニー
(2010.11.21)
 
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