クワガタ♀の捕食行動 | ||||||
このページでは、クワガタの♀が産卵の為の栄養補給又は産後の栄養補給に動物性タンパク質を摂取するという♀の行動を観察してみたいと思います。 普段のクワガタは樹液しか吸わず肉食性ではないのですが、産卵のために生きた昆虫の蛹や幼虫などを食べてしまうことがあり、その決定的瞬間を捉えた写真をご紹介いたします。 |
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サキシマヒラタ編 | ||||||
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2003年8月30日、ケース底面や側面から幼虫が沸いているのが見えたので、取り出そうとケースのフタを開けてみたところ、なんと♀が2齢幼虫を捕食しているところでした。 写真は発見したままの状態を撮影したものです。マットから頭部だけ出して幼虫を捕食していました。 この♀は取り出した後も幼虫を放すこともなく長期間体液を吸っていました。 幼虫はかなり長い間動いていて痛々しいシーンでした。 このケースにはこの捕食している♀の種親♀も一緒に入れておきましたが、その♀もバラバラにされていました。 自分の子も親も食べてしまうとんでもないサキシマヒラタの♀でした。 ちなみにこの中プラケースから1・2齢幼虫20頭以上、卵も10個以上採れました。 前回も採卵・幼虫が採れており、まだまだ産卵しそうな勢いです。 |
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ゼブラノコギリクワガタ編 | ||||||
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2003年8月10日、こちらは飼育記でもご紹介しましたゼブラノコの捕食です。 幼虫割り出し時に材に頭部を突っ込んで自分の幼虫を捕食していました。この調子だと卵も相当食べられてしまったと思います。 オオクワやヒラタの仲間では有名な話でしたが、ノコギリクワガタの仲間のゼブラノコでも同様の行動をすることが分かりました。 |
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【番外編】鎌倉産カブトムシ | ||||||
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今度はカブトムシでも、幼虫の捕食行動を確認しました。 この♀もまた158個という驚異的な産卵数を確認していて、やはり産卵のために動物性タンパク質が必要になったようです。 ただ、カブトムシの口では捕食は難しいと思いますので、既にたくさん幼虫がいた環境だからこそ捕食が可能だったと言えるでしょう。 |