「KabuKabu」飼育ギネス
 
今まで飼育してきた中で、特に大きかった個体を紹介いたします。
※ここで紹介するのは、あくまで自分で飼育した中でのギネスであり、本来のギネス個体はもっと大きいです。
 
 


ヘラクレス・ヘラクレス ♂153mm
羽化:2005年4月中旬
特にギネス狙いの飼育ではなかったので、ヘラヘラで150mmオーバーが出るとは思ってもいませんでした。
体長測定は、胸角先端から前翅先端までで測定、尻部は入れていません。
この個体は2003年12月13日に孵化した1齢幼虫を2Lブロー容器にて単独飼育、2004年2月29日に雌雄判別し、♂2匹を大プラケースで一緒に飼育、7月11日のマット交換時かなり大きくなっていたので、大プラケースで単独飼育、そのまま2005年4月16日に掘り出してみると羽化して間もないこの個体が出てきました。
ヘラヘラ自体♂幼虫は5頭しか飼育しておらず、力を入れてたくさん飼育していたリッキーで150mmオーバーが出なかったのに、リッキーより更に150mmオーバーが出にくいヘラヘラで、マット交換も非常に少ない飼育で出るとは意外でした。
一般的にはマットの食いが悪くても定期的に交換するほうが、大型化に有利と言われていてヘラヘラ・リッキーの飼育でも実践してきましたが、出なかったことを考えると、ほったらかし飼育は幼虫にとって邪魔されることなくのんびり成長できるという効果と、飼育の手間も省け、コスト削減にもなるという理想的な飼育法なのかもしれませんネ。
 この個体の血統は2001年9月29日に購入した天然のヘラクレス・ヘラクレス♂128mm・♀59mmからの純粋なF2個体です。



トカラノコギリクワガタ ♂70.5mm
羽化:2003年9月前後
この個体は天然の悪石島産小型ペア♂36mm・♀30.5mmからのF2個体です。
F1個体では、自家製小麦粉マットで飼育して大半が66〜67mmの個体で羽化不全はほとんどなかったのですが、
今回のF2個体では70mmオーバーを狙い、添加剤をフスマに変更、更に添加量も増やしたところ、大型にはなったものの、羽化不全や腹出が続出、その中で運よく羽化不全・腹出個体にならなかったのがこの個体です。
同じトカラノコでも産地により大きさに違いがあり、中之島産のものは最大となり、70mmオーバーは比較的出やすいです、悪石島産だと羽化不全の確率が非常に高くなり、コンスタントに70mmオーバーを出すことは難しいと思います。


 

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