コクワガタ
Dorcus rectus rectus
産地:神奈川県鎌倉市

2002年
7月14日

早朝、近所の雑木林のクヌギを蹴るとコクワガタ1ペアが落ちてきた。他も落ちたが見つからなかった。
♂30.5mmと♀23.5mmだった。
8月15日
早朝、近所の雑木林のクヌギを蹴るとまたまたコクワガタ1ペアが落ちてきた。他も落ちたが見つからなかった。
♂39mmと♀24mmだった。

普通種中の普通種ですが、簡単に増やせる、長生き、結構カッコいいとそこそこ人気があります。飼育当初かなりハマりましたがとにかく増えるのでまともな記録はありません。しかし、身近にいるだけに愛着度はNo.1です。今年も鎌倉産を2ペア採集してしまいましたので、簡単にご報告いたします。
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コクワガタ♂39mm(鎌倉市産:WILD)

産卵用ケースセット

種親採取

中プラケースに使用済みの黒土マットとコナラ材を入れて1ペアずつセット、その他シロテンハナムグリなども入れて一緒に飼育した。
小さいだけにゼリーが無くなることもないので3週間に一回のペースで交換して十分だった。まったく手間が掛からない。

コクワガタのいるクヌギ
その他、カナブン、シロテンハナムグリがいる

コクワガタ♂30.5mm
(鎌倉産:WILD)

コクワガタ♀24mm
(鎌倉産:WILD)

11月3日
多種の飼育で余裕がなくほったらかしにしていたが、外から木屑が見えて幼虫が充満しているようで既に限界だと思い、とりあえず材割りすることにした。
◆♀23.5mmのケース
いざ右の材を割ろうとしたら材は上部の表面だけで後は既に粉末と化していた。お粗末!
今度は左の材を割ったところ幼虫が30頭出てきた。
いたるところにいるので潰したものもあった。
マットからも出てきて黒土だったので死んでいたものも多かった。
◆♀24mmのケース
こっちのケースには小さめのコナラ材一本しか入れていなかった(増えすぎるのを防止するため)ので9頭しかいなかった。

材割り

コクワガタの産卵ケース
とにかく増える。ほっとくとこのように材がボロボロになる

脱皮したての3齢幼虫@
まだおしりに皮が付いている

脱皮したての3齢幼虫A
まだ頭部の色が薄い

まともに1頭ずつマット詰めしていたらシャレにならないので、大プラケースに32頭、中プラケースに9頭飼育することにした。マットは発酵未のクヌギマットに小麦粉を添加したものなので発酵熱にやられないことを祈るしかない。

幼虫飼育
11月16日
この飼育記の兄弟ではないF2幼虫も1頭だけ飼育していたが、かなり大きくなっていた。
増やすつもりではなかったが8月23日に材からこぼれ落ちてしまったので、仕方なしに1Lビンで飼育していたものである。10月12日にマット交換したが既に食痕のみになってしまっていた。
50mm以上にはなりそうなのでかなり期待している。とにかくヒラタクワガタのようにデカい!
巨大な幼虫

巨大なコクワガタの幼虫@

巨大なコクワガタの幼虫A

2003年
1月1日

真っ赤なコクワの♀がケース側面に見えた。蛹室内にいなかったので他の幼虫に壊されたのだろうか?
新成虫の♀
11月18日
大きな幼虫はマット交換後、潜ってもすぐにマット上に出てしまい心配だ。
11月20日
マットが合わないのかと思い、別のビンに入れてみた。
11月22日

マットを少し掘ると黒くなって死んでいる幼虫を発見、なぜ死んでしまったのだろうか?
巨大な幼虫死亡
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6月7日
他の飼育数が増えたことで飼育管理が行き届かなくなり、マットが乾燥させてしまい、数匹しか羽化させることができなかった。繁殖力が強いコクワといえども乾燥には弱いようだ。中途半端な飼育記になってしまって申し訳ない。
今年はまた天然の鎌倉産コクワを採集して今度こそは50mmオーバーを目指し気合いを入れて飼育してみるつもりだ。飼育記はいったん終了するが、50mmオーバーが羽化したら、この場で報告したい。
その後の結果

新成虫の小型コクワガタ♂30mm
雑木林に帰すのもなんか惜しい気がしてヘラクレスと同居させている。小さすぎて攻撃の対象にもならず仲良く同居している。この個体はルカヌスワールド37号にも掲載予定の写真です。
(2003.6.7)