シミ目
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シミ目(双尾目)には世界に4科約370種、国内には2科14種が生息しています。
イシノミ目と同様、翅の無い原始的な昆虫で、灰色や銀色の鱗粉で被われ、尻部に三本の尾毛(中央は尾糸と呼ばれることがあります)があるのが特徴です。
鱗粉の色と素早く走るところが、きらきらと鱗が光る魚を連想させ、衣魚、或いは紙魚と書かれてシミと呼ばれるようになったそうです。英名も同様、銀色の魚、Silver-fish(シルバーフィッシュ)です。
シミの仲間にはシミ科,メナシシミ科があります。メナシシミ科の仲間は大変小さく、アリシロアリの巣に生息しているので、通常目にすることはありません。よく屋内害虫とされているのは、シミ科の仲間で、繊維類や乾物を好む為、衣類や食物などを食べることがあります。
寿命は数年と長く、脱皮回数も決まっておらず、死ぬまで脱皮を繰り返します。

※ このページ内の分布情報は代表的な島々以外を省いています。詳細な情報は各種リンク先ページをご覧ください。

シミ科

和名

ヤマトシミ

学名

Ctenolepisma villosa

分布

日本全土

和名

セイヨウシミ

学名

Lepisma saccharina

分布

北海道〜南西諸島

参考文献