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クロバカスミカメ | |
学名:Apolygus nigritulus | |
クロバカスミカメ(2010.7.18) |
Data | |
和名 | ツマグロハギカスミカメ |
体長 | 約4.5mm |
分布 | 北海道,本州,四国,九州,対馬,五島列島 |
出現期 | 3〜4,6〜10月 |
餌 | イラクサ科(コアカソ,エゾイラクサなど)の汁 幼虫も同様。 |
解説 |
イラクサに付くカスミカメムシ。 前胸背前方の複眼沿いに黒い横長の紋があり、眉毛のように見える。 触角第2節の長さは第1節の3倍以下であることで近似種のヒゲナガクロバカスミカメ(Apolygus furvus)と区別できる。 体色は夏と秋〜春で異なり、夏場では黒味が強く高温期型と呼ばれ、秋から出現する個体は低温期型で褐色〜暗褐色、暗赤褐色をしているという。秋に出現した個体は越冬し、翌年の春に産卵する。 越冬後の個体の写真は3月15日に近所の林道で白い花を付けたヒサカキをビーティングして得られたもの。図鑑の説明通り、色彩が淡い個体だった。 |