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チョウセンカマキリ
学名:Tenodera angustipennis

チョウセンカマキリ(2007.10.6)
Data
和名 チョウセンカマキリ
  • 別名:カマキリ
体長 60〜85mm
分布 本州,四国,九州,沖縄
出現期 8〜10月
エサ バッタ,チョウなど
コメント やや大型のカマキリ。
オオカマキリTenodera aridifolia)に似るが、本種のほうがやや小さく、細長い体形をしている。
緑色型の個体は前翅は茶色(側面のみ緑色)で胸部が腹部側から3分の2ほどオレンジ色になる。
褐色型は全身茶色だが、前翅の側面のみ緑色をしている。
単にカマキリというと本種を指す。
オオカマキリは重く、まず飛ばないが、本種は楽に飛べる。
更にオオカマキリはやや温厚な正確をしているが、本種は大変気が荒く、刺激するとすぐに翅を広げて腹部を曲げ、前足の鎌でコブラのような形を作り、威嚇ポーズをとる。
 
本種の卵のうは、細長い形をしているのに対し、オオカマキリ卵のうは球体に近い。コカマキリStatilia maculata)の卵のうは細長く似ているが本種のほうがずっと大きい。
卵のうの状態で越冬し、春に孵化する。
 
カマキリの仲間はどこから見ても複眼内の黒い点が追ってくるので、まるでいつもこちらを見ているかのように思えるが、これは偽瞳孔(ぎどうこう)といって、こちらが見ている角度に対して光を反射しないために黒く見える現象でありこちらを目で追っている訳ではない。カマキリを飼育などして夜、急に電気を付けると複眼全体が真っ黒になることがあるが、明るい昼間より光をもっと吸収する必要があるために反射する光が無くなることによる現象なのだ。
 
日本に生息するカマキリ科の仲間は以下の7種。
 
学名 和名 分布
Tenodera aridifolia オオカマキリ 本州,四国,九州,沖縄
Tenodera angustipennis チョウセンカマキリ 本州,四国,九州,沖縄
Statilia maculata コカマキリ 本州,四国,九州,沖縄
Hierodula patelifera ハラビロカマキリ 本州,四国,九州,沖縄
Amanthis nawai ヒナカマキリ 本州,四国,九州,沖縄
Statilia memoralis モリカマキリ 本州,四国,九州,沖縄
Tenodera angustipennis ウスバカマキリ 北海道,本州,四国,九州,沖縄
PHOTO

葉上の本種
(2005.10.8)

褐色型
オオカマキリに似るが、細長い体形をしている。
(2005.11.13)

前足の鎌を掃除する本種
するどい棘のある前足の鎌を研ぐように口で掃除する。
(2005.9.19)

複眼
アップで見ると蜂の巣状の無数の単眼が確認できる。
黒い点にしか見えなかった偽瞳孔もよく見ると複数の単眼が黒くなっている様子が観察できた。
(2005.9.19)

羽化
(2006.9.2)

ミンミンゼミを捕食する本種@
(2006.9.3)

ミンミンゼミを捕食する本種A
(2006.9.3)

ミンミンゼミを捕食する本種B
ミンミンゼミはほとんど腹部が無くなってしまってもまだ生きており歩いて逃げようとしていた。
(2006.9.3)
 
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