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マエチャナミシャク | |
学名:Acolutha pictaria shirozui | |
ライトトラップに飛来した♀(2016.9.9) |
Data | |
和名 | マエチャナミシャク |
開張 | 15〜21mm |
分布 | 本州(伊豆半島),四国,九州,種子島,屋久島,奄美大島,トカラ列島(中之島),徳之島,沖縄島,石垣島,西表島 |
出現期 | 4〜10月 |
餌 | 花の蜜など 幼虫はホルトノキ科(ホルトノキ)の葉を食べる。 |
解説 |
茶色い前縁が特徴のナミシャクの一種。 全体的に黄色で前翅の前縁沿いが茶色で2本の橙色の横帯がある。 色彩には個体差があり、地色が白色になる個体もいるという。 ハガタマエチャナミシャク(Acolutha pulchella semifulva)に似るが、本種のほうが黄色っぽく、後翅に暗灰いろの帯模様がないことで区別できる。 触角は雌雄共に微毛状だが、♂では柄が比較的太く、微毛も長め。 夏に見られる♂は特に小さく15mm以下の個体も見られるという。 主に南西諸島で普通に見られ、九州以北では数は少ない。 国内の本種は日本産亜種で、基亜種がインド北部に、別亜種が台湾,中国,ボルネオ島に分布している。 ♂の写真は5月2日の夜、沖縄県国頭郡の宿泊施設に設置したライトの明かりに飛来したもの。 |
PHOTO | |
ライトに飛来した♂ (2013.5.2 沖縄県国頭郡) |
♂の触角 (2013.5.2 沖縄県国頭郡) |