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マルハキバガ科(Barea属)の一種 | |
学名:Barea sp. | |
ライトトラップに飛来した本種(2016.6.18) |
Data | |
和名 | マルハキバガ科(Barea属)の一種 |
開張 | 約21mm |
分布 | 本州,奄美大島,沖縄島 |
出現期 | 6〜7月 |
餌 | 不明 |
解説 | マルハキバガ科の不明種。 地色は黄色で、褐色の横帯と前翅中央付近に2対の黒点がある。 斑紋はヘリクロコマルハキバガ(Acryptolechia sp.)に似ているが、本種では2倍程大型で平べったくなく立体的、翅の根元から胸部が暗褐色。 個体数は非常に多いものの未記載種で現在は属まで判明しているようだ。 2015年6月24日の写真は近くの森林内に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。2匹飛来し、頭部から翅先まで約11mmの個体だった。手元の複数の図鑑にも一切掲載されていない蛾で同定に困ったがネット検索してやっと発見したがやはり未記載種のようだ。7月にも同じ場所でライトトラップに複数が飛来しているが明らかに擦れてみすぼらしい個体ばかりだった。 また、近所の雑木林内では6月23日の夕方、一部のシダだけに3匹もの本種が止まっているのを発見した。葉の先端部に止まっており、葉の先端付近が枯れて巻いているような擬態効果があるように見えた。同じ株のシダや隣接するシダに3匹見られたことからシダ類を食草としている可能性もある。かなり数も多いようで数日後には自宅のあまり虫が集まらないLEDの外灯にも飛来した。 |
参考リンク | 蛾類学会コラム21 ミクロレピ編〜マルハキバガってどんな蛾?〜 |