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アシブトチズモンアオシャク | |
学名:Agathia visenda curvifiniens | |
自宅の外灯に飛来した本種(2016.4.2) |
Data | |||||||||||||||||||||
和名 | アシブトチズモンアオシャク | ||||||||||||||||||||
開張 | ♂:30〜34mm ♀:33〜35mm |
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分布 | 本州(宮城県以南),四国,九州,屋久島 | ||||||||||||||||||||
出現期 | 4〜9月 | ||||||||||||||||||||
餌 | 花の蜜など 幼虫はキョウチクトウ科(テイカズラ)の葉を食べる。 |
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解説 |
緑と茶色の地図のような色合いが綺麗なアオシャク。 和名のアシブトは♂の後脚が毛の束により太く見えることに由来する。 チズモンアオシャク(Agathia carissima carissima)と酷似するが、チズモンアオシャクでは緑色がきわめて鮮明で、内横線が後縁に斜めに入るのに対し、本種では緑色がさほど鮮明ではなく、内横線は後縁に対して斜めにならずほぼ垂直に入る。(チズモンアオシャクとの相違点参照) 本亜種は海外では台湾,朝鮮半島,中国東部に分布している。 伊豆諸島に分布する個体は前翅の中横線が非常に細く、後縁部の紫褐色部も狭くなっていることから伊豆諸島亜種(suzukii)とされる。
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PHOTO | |
ライトトラップに飛来した個体 (2023.5.28) |
ヤマブキ上の本種 (2008.4.5) |
自宅の外灯に飛来した本種@ (2016.4.2) |
自宅の外灯に飛来した本種A (2016.4.2) |
自宅の外灯に飛来した本種B (2007.4.22) |
自宅の外灯に飛来した本種C (2007.4.22) |
チズモンアオシャクとの相違点 | |
アシブトチズモンアオシャクの前翅 淡い緑色。 中横線は後縁に対し比較的垂直。 外縁の褐色部は明瞭に凹む。 (2016.4.2) |
チズモンアオシャクの前翅 鮮明な緑色。 中横線は後縁に対し後角側に傾斜。 外縁の褐色部は比較的直線的で凹まない。 (2017.5.29 埼玉県) |