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サンボンヅノカブト飼育記 - No.1 -
Beckius beccarii
産地:ニューギニア イリアンジャヤ
 
 
最近入荷するようになった珍品カブト。高価で手が出なかったが、♀単品で安価になってきたので、更に虫友の協力もあってもっと安く入手することができました。天然の♀なので、交尾済みであることを願って産卵させることにした。
 


 
種親購入
2003年4月19日
 虫友達からからARISUT○でサンボンヅノカブト♀単品を安価で入荷していると連絡をもらったので2人で2♀購入ということにしてもらい、その分更に安く購入できた。
そして今日、そのサンボンヅノカブトの♀が到着した。見るととても小さい。42mmだった。
触るとキューキューと大きな音を立てて驚いた。威嚇らしいが腹部を伸縮させ、前翅との摩擦で鳴らしているようで、♀はなかなか鳴き止まずずっと音を出すのに集中している。
とにかく小さくキューキュー鳴くとても可愛らしいカブトであった。
かつては同属だったゴホンヅノカブトと似ているのかと思いきや足も長くなく、キューキュー鳴いたりかなり違う。
足が短いので竹には来ないのかもしれない。♂も羽化させて見てみたい。
リッキーの産卵で使ったマットがあるのでそのまま使うことにした。
サンボンヅノカブト♀42mm@(イリアンジャヤ産・WILD)
キューキューととてもよく鳴く
(2003.4.19)
 
  サンボンヅノカブト♀42mmA(イリアンジャヤ産・WILD)
前翅の色は濃いオレンジ色。
 
産卵用ケースセット
産卵用ケースは特大プラケースを使い、リッキーの産卵で使ったマットがあるのでそのまま使うことにした。
 
産卵状況
5月9日
 ♀はよくマット上で飛んだりしており、あまりマットに潜っている時間が少ないようである。交尾済みの個体であればいいのだが、ちょっと心配。
死亡
6月
 ♀の姿も見えず既に死んでいるようだ。
採卵してみたが、マットを固めた形跡もなく1個も採れなかった。
交尾していなかったのか?していても採卵が難しい種なのかまったく分からない。
高価なカブトだが、安くなってきているので、次回もまた挑戦したい。

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